この記事では、免責同意書の導入を検討しているクラブ管理者の方向けに背景情報について説明し、たたき台となるサンプルテンプレートを提供します。
重要:Stravaは法的なアドバイスを提供しません。 以下の情報およびテンプレートは、一般的な参考資料として提供するもので、特定の地域を念頭に置いて作成されたものではありません。また、すべてのクラブや地域にも一律に適用される資料はありません。 免責同意書の要件や法的拘束力は、地域やアクティビティの種類によって大きく異なります。 クラブで免責同意書を作成したり提出を求めたりする前に、お住まいの地域で資格を付与された弁護士に相談してください。
法的検討事項
免責同意書だけでは十分でないと言える理由
リスクを管理する上で免責同意書は重要なツールになり得ますが、以下のような限界があります。
- 法的拘束力は一定ではありません。 地域が違えば裁判所が適用する基準も異なります。 ある地域で有効な免責同意書であっても、別の地域では認められない場合もあります。
- 免責できないリスクもあります。 多くの地域では、重大な過失、故意の不正行為、死亡もしくは身体傷害につながる過失、または特定の消費者保護に関する責任を免除することを禁じています。
- 免責同意書があるから賠償請求されない、ということはありません。 有効な免責同意書があっても、訴訟を起こされる可能性はあります。 免責同意書は弁護の際の証拠になるかもしれませんが、訴訟を阻止できるとは限りません。
- 保険は重要です。 免責同意書があっても、適切な賠償責任保険の代わりにはなりません。 クラブのアクティビティ内容に即した補償については、保険の専門家に相談してください。
法的拘束力に影響を与える主な要素
裁判所が免責同意書の法的拘束力を評価する際、以下のような要素を考慮する場合があります。
明瞭性: 表現が明快で分かりやすいものだったか。
視認性: 普通であれば気づくような仕方で免責同意書が提示されていたか。
具体性: 対象となる具体的なリスクやアクティビティが記載されていたか。
任意性: 承諾するか拒否するかについて、本人に実質的な選択権があったか。
公平性: 条項は妥当でバランスのとれたものか、それとも不当で一方的なものか。
複数の地域にまたがるクラブが検討すべき事項
クラブのメンバーが複数の国、州、または地域に所在する場合、以下の点に注意してください。
- 免責同意書を規定する法律は地域によって大きく異なります。
- ある地域で法的拘束力がある免責同意書であっても、別の地域で同じ拘束力を持つとは限りません
- それぞれの法管轄地域で資格を付与された弁護士に相談する必要があるかもしれません。
- 自分の地域に関する準拠法条項を含めることも検討してください (ただし、有効かどうかは地域によって異なります)。
言語に関する検討事項
- 一般的に、メンバーが理解できる言語で免責同意書を準備することをお勧めします。
- 現地の特定の言語で免責同意書を準備するよう求めている地域もあります
- メンバーが居住する地域の法律を遵守する責任は管理者にあります
サンプルテンプレート
ここで提示するテンプレートは、管理者向けの参考資料であり、便宜を図るために提供されるたたき台です。 免責同意書の一般的な構成となっていますが、すべてのクラブや地域に等しく当てはまるわけではありません。 それぞれのクラブ、アクティビティ内容、地域に合わせてカスタマイズしてください。 使用する前に資格のある弁護士に確認してもらうようお勧めします。
テンプレート1:基本的なクラブ免責同意書
[クラブ名] 免責同意書
私は、[クラブ名] が主催するアクティビティへの参加を希望します。
リスクの認識: 私は、このアクティビティについて、身体的負荷が高く、本質的にリスクを伴うものであり、[クラブ名] はそうしたリスクを完全には取り除けないことを理解しています。 こうしたリスクには、[アクティビティ内容に応じた具体的なリスクを記載]などの怪我のリスクを含みます。
リスクの引き受け: 私は、アクティビティへの参加に関わる既知のリスクをすべて自発的に引き受けます。
[注:権利放棄および免責に関してどのような文言が有効で法的拘束力があるかは、地域によって大きく異なります。 Stravaが提供する以下の文言は一般的なサンプルであり、参考資料にすぎません。クラブを運営している地域やメンバーが居住している地域において、こうした文言が有効ではない、法的拘束力がない、または適切ではない場合もあるかもしれません。 特にこの部分は、現地の法的なアドバイスが極めて重要になってきます。 必ず、お住まいの地域で資格を付与された弁護士の確認を受けてから使用してください。]
[米国向けの例: 賠償責任免除。 私は、法律で認められる最大限の範囲において、重大な過失または故意の不正行為に起因する場合を除き、私が参加したことに起因する怪我、損失、損害に対するいかなる責任からも、[クラブ名]、その管理者、およびボランティアを免除します。]
[イギリス向けの例: 賠償責任。 私は、[クラブ名] による過失またはその他の義務不履行でない限り、完全に自分の危険負担で [アクティビティ] に参加することを承諾します。]
規則。 私は、常に責任を持って分別ある行動をとり、表示されている、または[クラブ名]の管理者から私に与えられる注意事項と安全ガイドラインすべてに従うことを誓約します。
参加の適格性。 私は、自分の身体がアクティビティに参加できる状態であることを誓約します。 妊娠中の場合、またはアルコールや処方箋のない薬物の影響下にある場合は、参加してはならないことを認識しています。
この免責同意書を読んだ上で、自発的に同意します。
カスタマイズ:アクティビティ内容の説明、具体的なリスク、クラブの組織構造、準拠法。
テンプレート2:写真およびメディア使用許諾書
[クラブ名] 写真およびメディア使用許諾書
私は、クラブに関連する目的 (宣伝資料、ソーシャルメディア、クラブ内の連絡事項、および [他の具体的な目的を挙げる] を含む) のために、私がクラブのアクティビティに参加している際の写真、動画、または他の記録を [クラブ名] およびその管理者が使用することを許可します。
私は、[クラブ名] の管理者に連絡していつでも同意を撤回できること、ただし撤回する前に使用したデータについてはその適法性は問題とならないことを理解しています。
この許諾書は、私の肖像を営利目的で第三者に販売するために使用する権利を与えるものではありません。その場合は別の同意が必要になります。
カスタマイズ:許可する具体的な用途、期間、特定の用途に関してメンバーがオプトアウト (選択的拒否) できるかどうか。
作成する上での一般的なヒント
具体的に記載する。 一般的な文言では有効でないと見なされる可能性が高くなります。 実際のアクティビティ内容と、それに伴ってどんなリスクがあるかを記載してください。
平易な言葉を使う。 一般の人が理解できないような免責同意書では、裁判所はその法的拘束力を認めない場合があります。
無理にすべてを含めようとしない。 自分の過失を含め、あらゆる賠償責任を免除しようとすると、免責同意書そのものの有効性が損なわれるおそれがあります。
読みやすいものにする。 びっしりと記載すると、条項を隠す目的があると疑われる可能性があります。 適切な書式と長さで記載してください。
明確なタイトルをつける。 「免責同意書」「責任免除」「リスクの認識」といった言葉を使い、メンバーが何に署名しようとしているのかが分かるようにしてください。
必要に応じて更新する。 アクティビティ内容を変更した場合や、リスクがあることが新たに分かった場合は、資格のある弁護士の協力の下、免責同意書を更新してください。
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